夢のオーナー!調剤薬局経営者にMRが多いのはなぜ?

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調剤薬局の経営者にMR(昔はプロパーと呼んでました)出身者が多い理由をご存知ですか?

 

ご想像の通り、医師とのパイプを持っている人が多いからです。

 

1974年以降、国策である医薬分業推進事業に伴い、急速に調剤薬局の開業が求められてきました。
それまではドラッグストアもなく、街の薬局さんが医薬品販売の規制に守られ安定した経営を行っていました。

しかし、調剤経験のない薬剤師が調剤薬局を始めるには、病院の医薬品知識や処方せんの読み方から勉強しなければならないので、容易ではありませんでした。
そのため、個人の薬剤師で開業するのではなく、会営薬局をつくり地域の薬剤師で協力をしながら医薬分業の受け皿となっていました。
この会営薬局の会員ではない個人や製薬会社のMRが、調剤薬局を開業しました。

 

製薬会社のMRは、年収も高い分、非常にハードな仕事です。
元気な20代・30代であれば体力的にこなしていけますが、40代となり体力的に厳しくなると転職を考えるようになります。
医師とパイプをもってるMRにとっては、この時期が調剤薬局開業の絶好のチャンスだといえます。

 

私の知人である元製薬会社MRは、医師と遠慮なく話し、臆することなく自分の考えを伝えることができたため、お互い良きパートナーになれたのだと思います。

調剤薬局を経営する元薬剤師の社長さんと医師と3人で会食をすることがありました。その時の元薬剤師の社長さんの変貌に驚いたことがあります。
会社では社長さんらしいのですが、医師の前ではなんとなく弱弱しく見えました。

このように、処方せんの発行について、医師と対等に話し合う事にためらいを持つ薬剤師が多かったことも、調剤薬局のオーナーにMRが多い原因のひとつだと私は考えます。

こんな事でも知っておけば、薬剤師が独立して調剤薬局のオーナーになろうと思ったときに参考になるかもしれません。

 

調剤薬局のオーナーを目指すのであれば、日ごろから臆することなく医師とコミニケーションを取っておき、『いざ独立だ~』となった時に協力してくれるような太いパイプを作っておくべきだと思います。

仕事だけではなく、共通の趣味を通じて交流を広げるのもひとつの手段ですね。
私も趣味のテニスで医師と出会う機会があり、良い関係がつくれていますよ。

 

 

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